10月29日(水)に,これまでもお世話になりました田家栄養教諭を講師に迎えて,3年生が「よくかんで食べること」についての食育授業を行いました。
はじめに,子どもたちは普段の給食の食べ方を振り返りながら,「一口で何回くらいかんでいるかな?」という問いに向き合いました。自分の食べ方を思い出しながら,「あまりかんでいないかも」「すぐ飲みこんじゃうことがある」といった声も聞かれました。
次に,実際に豆を使った“かむ実験”を行いました。まず5回だけかんだとき,次に20回かんだときの違いを体験し,形の変化や味の感じ方,飲み込みやすさなどを比べました。子どもたちからは,「20回かむと甘くなった!」「やわらかくなって飲みやすい」などの気付きがたくさん出てきました。実際に体験することで,かむことの大切さを実感できたようです。
その後,栄養教諭の先生から,かむことの良さを「ひみこのはがいーぜ」の頭文字でわかりやすく教えていただきました。子どもたちは「そんなにたくさん良いことがあるんだ!」と驚いた様子でした。
最後に,ワークシートに「今日から実行する目標」を書き,一人ずつ発表しました。「かむ回数を意識して食べる」「姿勢をよくして食べる」など,それぞれが自分の生活の中でできる目標を立てることができました。
今回の授業を通して,子どもたちは「かむ」ことの大切さを体で感じ取り,これからの食生活をより意識していこうという気持ちをもつことができました。今後は,1週間かけて目標の実践を行い,チェックシートで振り返ります。終了後には,保護者の皆さまにもコメントをいただく予定です。ご協力よろしくお願いいたします。
10月29日(水)の午前中,6年生が矢吹町複合施設KOKOTTOの和室において茶道体験でお茶会を行いました。
今回のお茶会では,矢吹町諸流茶道連合会代表の大岩惠子さんをはじめ4名の方々を講師に迎え,会員の方総勢7名の方に協力していただいてお茶会を行いました。
お茶会は,茶室への入り方から始まり,座礼の仕方,茶室の造りと床の間の掛物・花・香合などの拝見の仕方,茶器などについて説明を聞き,細かく指導を受けました。今回の掛け軸には「和敬清寂」という漢語が書かれていて,「人と和やかに相手を敬いながら接し,心を清らかに静かに保つ」ことが大切であることを学びました。
その後,実際にお茶をいただく段階になり,お茶の前にお菓子がふるまわれました。子どもたちは,説明を聞きながらお菓子を手に取り食べますが,緊張していたせいか,一口大より大きく切り分けたり,お菓子が手元から落としてしまったりする子どもたちもいました。そして,お茶が目の前に置かれ,茶碗の持ち方や飲み方を教えていただくころには,大分雰囲気に慣れて上手にできるようになりました。飲み終えた後の茶碗の図柄や歌(和歌など)等の鑑賞についても教えていただきました。
後半は,3つのグループに分かれてお茶の点て方の体験をしました。茶器の一つ一つについて扱い方を教えていただき,一人ひとりお茶を点てて先ずは自分で飲み,その後お互いに点て合って飲みました。
講師の先生からは,室町時代にさかのぼったお話なども交えて教えていただき,6年生の子どもたちは歴史の学習で学んだことを振り返りながら体験することができました。5年生の時の体験とは違い,普段の生活とは少し別の世界での「お茶会」を体験し,心も体もシャキッとしたような6年生の姿がありました。
10月31日のハロウィンを前に,学校でもハロウィンを楽しむ「ハロウィンかくれんぼ」を,児童会運営委員会の子どもたちが企画し,開催してくれました。
10月28日(火)の昼休み,体育館に集まった全校児童に2人の怪人(米倉先生と味戸先生)から指令が伝えられました。「運営委員の子どもたちを誘拐した。子どもたちを返してほしければ,学校内に隠した全員を見つけださなければならない。」
ハロウィンの格好をした子どもたちは校長室や職員室,保健室,各教室など,特定の場所以外に隠れることになり,体育館から散り散りに出て行き隠れました。隠れ終えたころを見計らって怪人より,探しに出てよいとの許可があり,運営委員会以外の児童は縦割り班ごとに仮装した子どもたちを探していきました。北校舎のホールや図工室,家庭科室,理科室,食堂など,隠れられそうな場所を次々と捜索し,仮装した子どもたちを全員見つけ出し,体育館に戻りました。運営委員会の子どもたち全員が見つかったことを確認した怪人達は,潔く約束を守って,子どもたちを元に戻し,去っていきました。
今年も,運営委員会の子どもたちのアイデアにより,楽しいハロウィン・イベントを行うことができました。全校児童に楽しい時間を作ってくれた運営委員会の子どもたちに感謝します。ありがとうございました。
4年生から6年生が9月26日(金)に実施しました震災講話の際に,講師の語り部:石塚洋悦さんから「『未来へのメッセージ』に取り組みませんか。」とお話を受け,6年生の子どもたちが黄色いハンカチに「未来へのメッセージ」を書き,いわき震災伝承みらい館に送りました。
この「未来へのメッセージ」の事業は,いわき震災伝承みらい館のいわき語り部の会の皆さんの主催で,「黄色いハンカチに『追悼・鎮魂・復興への思い』を書いてみよう!!」という取り組みです。東日本大震災と津波,そして福島県は震災・津波による原発事故という大きな災害を受けたことを風化させることなく,次の世代に語り継ぎ,記憶をつないでいこうというものです。子どもたちが製作した「未来へのメッセージ」の黄色いハンカチは,いわき震災伝承みらい館に掲示され,イベント等で披露される予定です。いわき市にお出かけの際に興味がありましたら,いわき震災伝承みらい館にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。


10月23日(木)には,5年生がいわき方面へ学習旅行に出かけました。
午前中は,日産自動車いわき工場を見学しました。いわき工場では,最新の自動車の安全技術やエンジン・モーターの性能などについて話を聞いたり工場内を見学したりしました。工場内では,最新のロボットの作業や安全技術を見たり,エンジン組み立ての作業の一部を体験したりすることができました。社会科の自動車を作る工業の学習に関連付けた見学ができました。
昼食のお弁当は,アクアマリンふくしまに移動して,屋外ビーチで食べました。天気は良かったのですが,少し風が冷たく,日陰の場所であったため,寒かったようでした。
アクアマリンふくしまでは,班ごとに見学をしました。海水や淡水の水生生物や古代生物などの展示物を観察したり,昔の生活の様子の展示物を見たり,水生生物に触れたりして楽しみました。見学の後は,お小遣いを計画的に使って買い物をしました。家族へのお土産を買ったり,自分の買いたいものを中心に買ったり,それぞれに買い物を楽しみました。
社会科や理科の学習の見聞を深めたり,ともだちと楽しい思い出をつくったりと,有意義な学習旅行になりました。


10月23日(木)には,福島県森の案内人の武藤次男さんと中野豪さんを講師に迎えて,3年生が図画工作科でくぎ打ち体験の学習を行いました。
3年生の子どもたちは,はじめに講師の先生方から金づち(玄翁=げんのう)の扱い方やくぎについての説明を受け,その後くぎの打ち方を教えていただき,実際の活動に入りました。子どもたちは,2年生の町探検の際に,村上工務店さんでくぎを打つ体験をした子もいましたが,初めて金づちを使う子もいて,最初は少し不安そうに弱弱しくくぎを打ち付ける姿も見られました。しかし,金づちでくぎを打ち込む感覚をつかんでくると,トントン・ドンドンと上手に打ち付ける子どもが増えていきました。その後は,木(板)の木目や節についての説明があり,それぞれにくぎを打つ感触を確かめ,どのような所にくぎを打つのかのお話がありました。子どもたちが予想以上に上手にくぎ打ちができたため,続いてくぎの抜き方の体験をしました。金づちの打つ面と反対側にくぎ抜きのついているものやバールなどについての説明の後,実際に自分が木に打ったくぎを抜く活動をしました。くぎ打ちより少し難しかったようで,上手く抜けない子が多く,講師の先生方の力を借りて何とか抜くことができたようでした。
今回の講師の武藤さんと中野さんは,6月の森林環境学習の植物観察でお世話になった先生方で,11月には秋の植物観察でまたお世話になる予定です。
10月22日(水)の朝の時間に,5・6年生が緑の少年団活動で,花の苗や球根植えをしました。
春に向けた緑化活動の一つで,プランターや藤棚下,校門前の花壇にパンジーやビオラなどの花の苗とチューリップの球根を植えました。
春にはたくさんの花が卒業式・入学式を祝ってくれることを願っています。
10月21日(火)には,三神小学校を会場に,福島県教育委員会主催の県南地区道徳教育推進協議会が開催され,県南地区の小・中学校,高校の先生方やPTA役員などの保護者の皆様,矢吹町の児童民生委員の皆様,そして三神幼稚園の先生方や三神小学校の学校運営協議会委員の皆様など,県南教育事務所の指導主事の先生方を含め総勢70人を超える大勢の人が参加されました。参加者の中には,県北地区からの視察の先生方もおられました。
この事業は,「福島県の学校教育における道徳教育に,地域・家庭・学校が一体となって取り組んでいくこと」を目的として,県内5つの地域で開催されております。
今年度は,三神小学校が道徳教育推進校として依頼を受け,道徳教育の研究を進め,今回までの研究経過を報告し,2年生と6年生の道徳の授業を公開しました。
協議会の最後には,秋田県の秋田公立美術大学の副学長で,福島県の道徳教育推進を支援してくださっている毛内嘉威先生を講師に迎え,「地域,家庭,学校が一体となって育む道徳教育の在り方について」という演題で,講演いただきました。
参加された皆さんには,2年生と6年生共に,子どもたちが明るく元気で,一生懸命に学習に取り組む姿をたくさん褒めていただきました。また,三神地区の地域と保護者,学校との密なる連携にも称賛の声がたくさんありました。三神地区住民の皆さんと保護者の皆さんに感謝します。
〇 午前の協議会の様子(小・中学校,高校の先生方)
〇 2年生の授業
〇 6年生の授業
〇 午後の研究協議(2年生と6年生の授業について)
〇 一般参加者の協議会(保護者や地域住民の皆様)
10月22日(水)の業間の時間に,臨時の避難訓練を行いました。
今回は,予告なしの上,業間の休み時間という,担任の先生などの指示の無いところでの訓練でした。
突然の緊急地震速報音に子どもたちは少しざわつき,不安がる大きな声も聞こえましたが,その後の避難訓練の放送で,一瞬のうちに静まり,静かに放送を聞き,自分たちで避難することができました。
避難にかかった時間は3分以内という素早い行動で,安全に避難できたことは,これまでの訓練の成果が生かされた結果でした。
全体会では,今回の経験を学校以外の場合を想定して再度確認をし,家庭でも災害時の対応を話してみるよう指導しましたので,ご家庭でも話題にしてみてください。
10月15日(水)には,書写ボランティアの大塚勢津子先生,近藤喜美子先生,高橋トモ子先生が来校され,3・4年生の毛筆の書写指導をしてくださいました。
3年生は「玉」,4年生は「麦」という字をそれぞれに書きました。ボランティアの先生方が,筆の持ち方や運び方,墨のつけ方,名前の書き方などを丁寧に教えてくださったお陰で,子どもたちは集中して作品を仕上げることができました。
〇 3年生の授業の様子「玉」
〇 4年生の授業の様子「麦」