和やかに,心を静めて,楽しくお茶会:6年生茶道体験
2025年10月30日 14時11分10月29日(水)の午前中,6年生が矢吹町複合施設KOKOTTOの和室において茶道体験でお茶会を行いました。
今回のお茶会では,矢吹町諸流茶道連合会代表の大岩惠子さんをはじめ4名の方々を講師に迎え,会員の方総勢7名の方に協力していただいてお茶会を行いました。
お茶会は,茶室への入り方から始まり,座礼の仕方,茶室の造りと床の間の掛物・花・香合などの拝見の仕方,茶器などについて説明を聞き,細かく指導を受けました。今回の掛け軸には「和敬清寂」という漢語が書かれていて,「人と和やかに相手を敬いながら接し,心を清らかに静かに保つ」ことが大切であることを学びました。
その後,実際にお茶をいただく段階になり,お茶の前にお菓子がふるまわれました。子どもたちは,説明を聞きながらお菓子を手に取り食べますが,緊張していたせいか,一口大より大きく切り分けたり,お菓子が手元から落としてしまったりする子どもたちもいました。そして,お茶が目の前に置かれ,茶碗の持ち方や飲み方を教えていただくころには,大分雰囲気に慣れて上手にできるようになりました。飲み終えた後の茶碗の図柄や歌(和歌など)等の鑑賞についても教えていただきました。
後半は,3つのグループに分かれてお茶の点て方の体験をしました。茶器の一つ一つについて扱い方を教えていただき,一人ひとりお茶を点てて先ずは自分で飲み,その後お互いに点て合って飲みました。
講師の先生からは,室町時代にさかのぼったお話なども交えて教えていただき,6年生の子どもたちは歴史の学習で学んだことを振り返りながら体験することができました。5年生の時の体験とは違い,普段の生活とは少し別の世界での「お茶会」を体験し,心も体もシャキッとしたような6年生の姿がありました。