日誌

4年 げすいどう出前講座

 本日4年生が福島県下水道公社の出前授業を受講しました。業務部企画管理課職員の方3名にご指導いただきました。
  「お家で毎日、どのくらい水を使っていますか?」の質問から始まりました。「4人家族で、洗濯やトイレ、お風呂などで1日約1000Lもの水を使っています。1日で1000Lもの汚れた水が発生しているのです」「えー!そんなに」子ども達は驚いたようです。
 それからその汚れた水の行方や浄化センターの水をきれいにする施設や仕組みについて学びました。下水道管を通って下水処理場に行った汚れた水は、汚れをプールのような所で沈めます。次に微生物が汚れを食べる仕組みを使ってさらに水をきれいにします。今日はその微生物を顕微鏡の映像を実際に拡大して見せてもらいました。「あ、あれかな?」「動いた」「何か食べているみたい」みんな興味しんしんでした。「かわいい」などという声も聞かれ職員の方も笑顔になりました。
 次にパックテストの実験を行いました。「みそ汁」「透明なジュース」「水道水」「川の水」始めに予想を立ててから実験しました。透明なジュースが汚れていることに驚き、人間と自然にとって汚れているものが何であるか大きな違いがあることを理解しました。処理場で「きれいになって出て行く水」についても汚れていないことを確認しました。
 また生活が豊かになって台所からの生活排水が水を汚す原因となっていることも学び、油は紙などで吸い取り処理する、洗剤は使いすぎないなどの大切なことも理解できました。
 コロナ下の見学もままならない状況ですが今日の出前講座では、子ども達が意欲をもって楽しく学ぶ授業になりうれしく思いました。

                汚れを食べる微生物        汚れを予想しました

                            台所に油を流すと下水管の中でこうなります!