善郷小学校の出来事

SDGs「持続可能な開発目標」について知ろう(6年生)

 

 テレビや新聞などでも盛んに報じられたり、日常生活の中でも意識する人が増えてきたSDGsについての授業を6年生で行いました。講師は、矢吹町地域おこし協力隊・矢吹町SDGs推進コーディネーターの今村稔さんにお願いして授業をしていただきました。  初めにウクライナの問題を取り上げ、国の位置や日本からの距離を知り動画でその内容を理解しました。そしてこの問題が、SDGsの世界を変えるための17の目標の16「平和と公正をすべてのひとに」であることを知りました。SDGsは、「誰一人取り残さない、一人一人がみんなで取り組むことが大切である」というお話がありました。

 

次に17の目標について自分で大切にしたいものをタブレットを使って選び出しました。今村さんからは「正解はない。自分の今考えていることを大切にしてほしい。それは今後変わっていってもよい」とお話をいただきました。

 

そして、子ども達の意識の高かった13「気候変動に具体的な対策を」を例に具体的な取組みの方法を学んだり、原因から解決策を学んだりしました。なぜなら環境についての目標がSDGsを下から支えているからです。「温暖化の原因」について知り環境に負荷を与えない「発電の方法」について考えました。いろいろな方法があるが、一方にはよくて一方には悪いというトレードオフという言葉も知りました。「熱中症」による健康被害や氷が溶けて「海面上昇」で陸地が沈んでしまうことも学びました。

 

 我慢するのではなくやり方を変えたり、どうしたら良いか考えたり、みんなで取り組むことが大切だということが分かりました。(1人の100歩より100人の1歩)


 各学級45分ずつの短い時間でしたが子ども達が真剣に地球の持続可能性について考えることができました。
 最後に「卒業おめでとうございます」というお祝いの言葉をいただきました。そして「これから中学校に行っても学び続けてください。いろいろな事を知りより深く考えることができます。」のメッセージが深く心に残りました。
 今村稔先生、本当にありがとうございました。