日誌

おはなし会 ありがとうございました

 今日は、おひさま会の堀田さんと小室さんによるおはなし会がありました。1・2年生が参加して、楽しい時間や深く考える時間を経験することができました。ありがとうございました。
 絵本の「風の電話」のお話では、山の上のある線のつながっていない電話ボックスに東日本大震災で家族を失った動物たちが電話をかけにくるお話でした。山の上に置かれた電話。だれもが自由に使えて、今はそばにいない人と話すことができます。でも実はそれは電話線のつながっていない電話でした。岩手県大槌町に東日本大震災のあと設置された風の電話ボックスをモデルにした絵本でした。地震の話が始まると少しの間おしゃべりが広がりましたが(過日の地震のことが思い出されたのでしょう)「風の電話」のお話が始まるといつの間にか真剣な表情に、そして子ども達は静かに動物たちの気持ちになって聞いていました。
 今年で震災から10年目が経ちますが、1・2年生は東日本大震災を知らない世代の子ども達です。どのようにして震災の事実や人々の思い、教訓や備えなどついて伝えていったらよいのでしょうか。映画「風の電話」も観ましたが、「東日本大震災・原発事故を決して風化させてはならない」とこの時期をむかえるといつも思いを強くします。もうすぐ3月11日、学校でもそれぞれの学年の発達段階に合わせて一人一人が考えていけるようにしたいと思います。