学校で楽しくお茶会!【5年生】
2025年12月11日 17時59分12月11日(木)の午後には,5年生が学習室でお茶会を体験しました。10月29日にはKOKOTTOで6年生がお茶会を体験しましたが,今回も矢吹町諸流茶道連合会代表の大岩惠子さんをはじめ4名の方々を講師としてお迎えして行いました。
今回も昨年度同様に,学習室を茶室に見立てて,畳の部屋での作法やお茶の作法等,幅広く教えてくださいました。お茶の会の先生たちは、前日から学習室を和室に見立てる準備をしてくださり,見事な和室にお部屋替えをして,当日5年生の子どもたちを迎えてくださいました。
5年生の子どもたちは,茶室(畳の部屋)への入り方に始まり,礼の仕方や座り方,立ち方,歩き方などについて指導を受けました。基本となる和室での作法を教えていただいた後は,茶室の造りに従って,床の間や炉の見方を教えていただきました。そして,実際ににお茶を頂く段階になり,はじめに和菓子,続いてお茶を頂く作法を教えていただきました。長い時間星座をしていたため,足がしびれてしまう子もいて,正座を崩した座り方(あぐらや横座りなど)についても指導を受けました。ゆっくり和菓子を味わい,その後お茶をいただき,お茶のおいしさを感じることができました。最後に,お茶の茶碗を鑑賞して,お礼のあいさつをして前半を終了しました。
休憩をはさんで,後半はグループに分かれて,自分たちでお茶を点て,自分で飲む体験をしました。一通り点て方の説明を受けた後,一人ひとりが自分でお茶を点てました。なかなか泡立たずに苦労して点てていた子もいましたが,全員が点てることができ,自分で立てたお茶を味わうことができました。お茶の先生に点てていただいたお茶も美味しかったようですが,自分で点てたお茶も味わい深かったようです。
お茶会の最後には,床の間にある掛け軸の「白珪尚可磨」(はっけいなおみがくべし)についてのお話を聞きました。「どんなに優れたものでも,さらなる努力や成長が必要である」という教えで,5年生の子どもたちにもこれからさらに努力を重ね成長して欲しいと言うお茶の先生方の期待がこもっていたようです。
矢吹町諸流茶道連合会の先生方,おいしいお茶とお菓子,そしてありがたいお言葉をくださり,ありがとうございました。