こんなことがありました!

矢吹創生学の一つの在り方・・・”魔法のシェイク"誕生まで

 本校では、総合的な学習の時間に『矢吹創生学』という「矢吹町のよりよい未来の在り方について考える」学習活動に取り組んでいます。

 今回は、その中で3年生の大テーマ:地域産業、中テーマ:飲食業について取り組んでいる班の活動状況を紹介します。

 7月13日(水)に矢吹町で色々な分野でお仕事をされている方々を講師にお招きして、自分達が取り組もうとしている分野の事業内容を知るとともに、自分達が取り組もうとしているテーマを決定するにあたりアドバイスをいただくという学習をしました。今回紹介する班は、ハッピー・ベリーさん(矢吹町)の社長様を講師にお招きしました。その中で、矢吹町で多く生産されているトマトやキュウリなどを使って、ハッピー・ベリーさんで商品を作れないかとの話になりました。「えっ!?トマトやキュウリなんかでスイーツできる?」と、私は側でハラハラしながら聞いていましたが、社長様は「何とかやってみましょう。本物の商品を作ります!」ときっぱりおっしゃってくださいましたが・・・。

 果たして、8月上旬にハッピー・ベリーさんから連絡があって、「試作品ができあがったので、8月26日(金)に試食会をしましょう」ということになりました。

 この日の放課後、この班の3年生が訪ねると、さっそく試作品を持って、ハッピー・ベリーさんの宣伝用の写真撮影。

 

 写真撮影の後、いよいよ試食です。実は、今回お邪魔した6人の生徒のうち男子3人がトマトが苦手・・・。でも食べてみたら「トマトじゃないみたい」「美味しい」とみんな笑顔に。私も「確かにトマトだ!」と「でもトマトがスイーツになれっこない!!」の2つの考えが行ったり来たりで味覚とトマトの味の既成概念が混乱し、これまで味わったことのないような動揺と感動の渦の中で頭の中が真っ白に・・・。慌てて食べ始めてしまったシェイクの姿を写真に撮る始末。

 食べながら、ハッピー・ベリーさんから商品開発における工夫と苦労話をお聞きしました。やっぱりキュウリは当初から諦めたそうです。この頃には、もうみんな完食。

 さて食後、ハッピー・ベリーさんから提案。「商品を売るので、商品名を考えてください」とのこと。よーし考えるぞぉ~。でもなかなかアイディアが思い浮かばなくて苦労していると、いろいろアドバイスをくださいました。

 少しずつアイディアも出るようになってきたぞ。もう少しだ。

 

 そして、ようやく完成!「やったー!」パチパチパチ。

 その名前は・・・

  ヤッチュウ・セイシュン・トマト=スマイル・シェイク

です。僕達・私達が関わって、地元産の食材を使ったという思いを全部込めました。実際に、8月31日(水)からお店で売り出すそうです。トマトの在庫次第ということですが、10日~2週間ほどの限定販売になるとのことです。今日は、ここまで。ありがとうございました。

 さて、週が明けて29日(月)、学校のお昼の放送で「僕たちが関わってできあがったヤッチュウ・セイシュン・トマト=スマイル・シェイクが明後日から発売されます。ぜひ、味わってみてください。」と宣伝活動も行いました。3年生から出たアイディアで、たくさんの人に味わって喜んでもらえるといいですね。