矢吹中学校は、福島県南部の矢吹町にある町で唯一の中学校です。
町内4つの各小学校を卒業した生徒が1つの中学校に集まってきます。
今年度も「志を高く持ち、学び、磨き、鍛え続ける生徒」の教育目標の下、学習面・部活動面での充実を目指し、生徒と教職員が一丸となって努力してまいります。
私の学校経営についての考えを少しだけ述べさせていただきます。
本校生徒の誰もが幸せな学校・楽しい学校にすることをめざしていきます。
幸せ・楽しいというのは、精一杯頑張って何かをやり遂げた時。また、自分がしたことについて、誰かに喜んでもらったり、役に立ったりすれば、自己存在感・自己肯定感も高まり、楽しくなり、幸せになる。これが、幸せ・楽しさの最上級なのではないでしょうか。最上級の幸せ・楽しさを「チーム矢中」のみんなで追い求めたいのです。
ある教育実践者はこのように言っています。『「小人閑居して、不善をなす」という言葉、つまり、稚拙な、発展途上の人が、暇に生活しているとよくない方向へ進んでしまうという意味でしょうか?この言葉のように、人間は暇があるとダメ、「忙中、閑あり」。忙しい中で、暇をつくる能力を身につける必要がある。子どもはどんどん忙しくさせるべきだ。江戸時代には、15歳で理(ことわり)を身につけるというように、15歳で一人前。15歳までは暇を与えてはいけない。子どもに思考力を巡らせる仕掛けを大人が作らねばならない。ずっと時間があると子供は何もしない。忙しいからこそゆとりを見つける。』私は、この考えに賛同しています。
学校ではやらねばならないことが山積みです。世界の学校の先生と比較した時、日本の学校の先生の圧倒的な過重労働が問題視されています。国や福島県でも「教職員が自ら学び、児童生徒と向き合う時間を確保するため、長時間勤務を改善し、それにより、学校のチーム力や教員の指導力を最大化し、豊かな教育環境の形成を目指すという「教職員多忙化解消アクションプラン」が出され、本校職員の働き方を変えていくことは管理職である私にとって喫緊の重要な役割の一つとなっています。
保護者の方々には、今私が述べたような「みんなの学校づくり」にご協力いただき、家族の宝、地域の宝であるお子様をみんなのかかわりで育んでいこうではありませんか!!!どうかよろしくお願いいたします。