「春眠暁を覚えず」 春の夜は短く、また気候も良いので、つい寝過ごしてしまうという意味です。
孟浩然の詩「春暁」にある詩の一節ですが、「春眠暁を覚えず」の続きは知っているでしょうか。
「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少」
(春の眠りは心地よくて夜明けも知らず、鳥のさえずりが聞こえる。昨晩は嵐の吹く音がしたが、おそらく花がたくさん散ったことだろう)と訳されます。
この春の夜明けが久しぶりに見えました。
時間ごとに並べてみましたが、薄紫色からオレンジ色の空に変わるまでの美しさは、真冬とはまた違ってほのぼのとした感じがします。
春になると皮膚の表面血流量が増え、交感神経が活発になります。そのため、疲労感やだるさが出やすくなります。
また、生活環境にもいろいろ変化がある時期なので、寝つきが悪くなったり、熟睡できず目覚ましが鳴っても「暁を覚えず」ということになりがちです。
人には「体内時計」というものがあり、一定のリズムに合わせて生活をすると、体はそれに合わせて順調に働いてくれるようになります。ですから、前日の就寝が遅くなっても、朝はいつもと同じ時間に起床する方が良いのです。
(いつもと同じ時間に起きたからこ、そこのきれいな風景が見られました。)