こんなことがありました!

おはなし会

 8月28日(水)矢吹町図書館の司書の方々による「おはなし会」が行われました。お話を読んで下さったのは須藤早苗さんと鈴木直美さんです。

 1冊目は「パパ,お月さまとって!」(エリック・カール)です。ある晩,モニカは,お月さまがとても近くに見えて,お月様と遊びたくなりました。お月さまの方へ手をいっぱいに伸ばしてみますが,お月さまには届きません。モニカは言います。「パパ,お月さまとって!」

 そこでパパは,ながーいながいはしごを持ってきて,たかーいたかい山のてっぺんにはしごを立ててお月さまへとのぼっていきます。

 パパはお月さまを持って帰ろうとしますが,少し大きすぎます。お月さまはだんだん小さくなるので,ちょうどよい大きさになったら持って帰ることにします。そしてお月さまはだんだん小さく,小さくなり,モニカはお月さまと遊ぶことができました。モニカと遊びながらも,お月さまはさらに小さくなって…。

 2冊目は「だんまりコオロギ」(エリック・カール)です。ぽかぽか暖かいある日に,こおろぎのぼうやが生まれました。

 大きなこおろぎが羽根をこすってありさつします。「ころころ・りりり…」

 こおろぎぼうやもあいさつしようと小さな羽根をこすりますが,音が出ません。

 こおろぎぼうやは,次々にいろんな虫たちと出会います。ばった,かまきり,いもむし,せみ…。

 みんながこおろぎぼうやにあいさつしてくれるので,こおろぎぼうやも小さな羽根をこすりますが,やっぱり音が出ません。

 そしてこおろぎぼうやは仲間のおんなのこを見つけました。

 そのこにあいさつしようと思ったこおろぎぼうやが,もう一度羽根をこすると…。

 まだまだ暑い日が続いていますが,「そうか,もう間もなく秋なんだなあ。」という思いにさせられる内容でした。そしてこの日はエリック・カール特集でした。秋の夜長,読書に浸ってみてはいかがでしょか。